メンタルヘルス=心の健康!
危険なサインについて、しっかりと知っておきましょう
一人で過ごしている時、「私は何のために生きてるんだろう」なんて思ったことはありますか?
あなたは自分の人生が「崩れている」「ただ止まっている」と感じてはいませんか?
あなたが人生を穏やかに生きていることを願いますが、今回は、あなたのメンタルヘルスが低下していて、対処する必要がある場合の5つの可能性についてご紹介していきます。この5つは心の健康に関する警告のサインです。
- メンタルヘルスが低下していると感じる人
- 何のために生きているのかモチベーションを感じられない人
- 自分のメンタルが崩れていると感じる人
メンタルヘルスの低下に気付くことが重要
私たちはより良い生活を送ることをできず、メンタルヘルスを損なった状態で生きてしまう、そんな過ちを繰り返しています。 3年後、5年後、10年後。あなたのメンタルヘルスはどうなっているでしょうか。ずっと健康でいられるでしょうか。
私たちの誰もがより良い生活、技術、設備、そしてより多くの財政や社会的保障を求めています。それらもすべてメンタルヘルスの低下した状態では、享受することが難しいのは明らかです。
自分のメンタルヘルスの低下に、あなたは気付くことができますか? まずは気付くことが重要です。メンタルヘルスが低下しているかどうかを知るには、そのサインを知ることが大切です。
メンタルヘルスの状態が良くないと小さなしあわせにも気付けないよね
メンタルヘルスを軽視してはいけない
少し堅い話を挟みます。「精神障害」に関するいくつかの事実を書いていきます。
重度の精神障害を持つ人の寿命は、一般的な人と比較して短いと言われています。 なお、ここでいうところの重度の精神障害とは、精神病、双極性気分障害、および中等度から重度のうつ病を指します。
例えばうつ病の人は、自殺による死亡リスクが1.8倍高くなります。その上、メンタルヘルスの問題に対する偏見も強いため、一般の人に比べて適切な処方をしてもらえないことも多いです。
また、重度の精神障害を持つ人では、平均余命が10~25年短縮されると言われています。
こうやって統計を見ると、メンタルヘルスを軽視してはいけないということがよく分かると思います。それでも私たちはメンタルヘルスに十分に気を配れているのか。多くの人はあまり気を配りきれてないのかもしれません。
それでは、下記に「メンタルヘルスが崩れている兆候」として、5つにわたって記していきます。
①睡眠パターンの乱れ
睡眠の問題は、警告サインの中でも重要な要素の一つです。睡眠障害は、精神疾患の症状として非常に深刻です。睡眠パターンの変化は、しばしば精神障害の原因となります。
多くの精神障害には、睡眠障害を伴うことがあります。概算では、不眠症患者の 40%、過眠症患者の 45% 以上が併存症状として患っていると言われています。
寝付きが悪い、睡眠が分散的になる、すぐに目が覚めてしまう、こういったものが当てはまる場合は注意が必要です。起きた時に疲れてぼんやりしてしまうのも特徴です。メンタルヘルスが低下している多くの人々は、新鮮な気分で起きれず、本質的な回復ができていません。
睡眠障害は、脳の化学的性質に重大な変化があったことを示しています。レム睡眠の深い段階よりも、睡眠の浅い段階に多くの時間を費やすべきです。なかなか眠れないという人は、メンタルヘルスの見直しが必要です。
②頻繁に悪夢を見る
まず、たまに悪夢を見るのは普通のことです。睡眠の妨げにならない限り、心配する必要はありません。しかし、頻繁に繰り返される悪夢は、メンタルヘルスが崩壊しており、注意が必要であることを示す大きな兆候です。
悪夢は水面下で何か問題を抱えている兆候であると言われています。夢や悪夢は、潜在意識が感情的な課題を処理していく方法の一つです。そのため、繰り返される悪夢は、あなたの心が「現実の否定的な感情や出来事に対処するのに苦労している」ということを表している可能性があります。
悪夢の内容によって異なるかもしれませんが、不安や恐怖感の高まりなど、悪夢から目覚めたときにも同じ感情が残っている場合、あなたのメンタルヘルスは間違いなく低下していると言えます。
③食生活の変化
3つ目は、食生活の変化はメンタルヘルスに影響があるということです。研究によると、メンタルヘルスの問題は不健康な食事を促進する可能性があり、食事パターンとメンタルヘルスは双方向に影響があることが明らかになっています。
うつ病によって食欲は低下します。また、ストレスの多い一日を過ごした後、食べ物をがぶ飲みしたり、一切食べたくないという気持ちになったりもします。しかし、これはより重度な精神障害につながっていく可能性がありますので、医療機関などに頼り、早急に対処する必要があります。
食生活の変化は誰にでもあると思いますが、メンタルヘルスと強く結びついています
④性欲の変化
ロンドン精神医学センターの創設者であるアンディ・ザマール博士は、「私たちの体はすべてがつながっており、それはセックスにまで及ぶ」と述べています。
また、「私たちの脳の神経伝達物質と神経経路は、私たちが興味を持っていることを性器に伝える」と、心理学者のミンディ・ベス・リプソン博士も言っています。つまり、メンタルヘルスの何かが正しくない場合、性欲が正常に機能する可能性が低くなる可能性があります。
たとえば、ある研究では、うつ病患者の 70% 以上が、投薬を受けていない時に性的関心を失っていたことが分かりました。また、同様に多くの研究で、性欲の増加を双極性障害の躁病期と関連付けています。
このように性欲の変化はメンタルヘルスと強く結びついているということを私たちは理解しておかなけばいけません。
とてもデリケートな問題なけど、軽視しないようにしよう
⑤引きこもり等の社会的接触の制限
うつ病に加えて懸念するべきことの一つは、孤独です。引きこもりや社会的接触への関心の欠如は、メンタルヘルスにおける問題症状であり、社会不安、パフォーマンス不安などの影響があります。
当然のことですが、社会的接触から身を引くことは、孤独に追い込まれることになります。人は誰もが、社会的承認やつながりを求めますが、もし家族や友人とさえ話したり、共有したりする衝動がない場合は、メンタルヘルスを確認する必要があるかもしれません。
- 睡眠パターンの乱れ
- 頻繁に悪夢を見る
- 食生活の変化
- 性欲の変化
- 引きこもり等の社会的接触の制限
メンタルヘルス サインを特定することから
今回は以上です!
私たちが今するべきことは、メンタルヘルスが崩れているサインを特定することです。そして、ライフスタイルを修正し、毎日のスケジュールを良い意味で妥協して、健康的な生活を始めなければなりません。心の健康を回復する時間はまだあります。気付くのに遅すぎることはありません。
また、5つのサイン以外にも、児童虐待、トラウマ、孤独感、自尊心の低さなども、メンタルヘルスが低下している主なサインと言われています。
メンタルヘルスに対する理解がまだまだ低い世界なので、なかなか思いや状況を打ち明けることも勇気が要りますし、どうしても隠してしまう人は多いかもしれません。しかし、メンタルヘルスの低下に対して何も対処をしなければ、それは重度になり、命を脅かすような深刻な問題につながる可能性があります。
メンタルヘルスの低下を感じるようであれば、しっかりと生活習慣を見直したり、信頼できる人に頼ったり、医療機関に相談してみたりしましょう。あなたの人生がより穏やかになることを願っております。
メンタルヘルスの低下に気付いた時がスタートです