エンパスはしんどいをテーマに!
共感力がなんでしんどいの?
1 つのネガティブを中和するには、8 つのポジティブが必要であるという人もいます。
エンパスであることは全員がもっているかつ、素晴らしいギフトであることに間違いないのですが、人の感情や気持ち、考えやエネルギーをネガティブとポジティブに分けて考えるのであれば、
ポジティブさに影響を受けるよりもネガティブに影響を受ける方が圧倒的にシチュエーション的には多いかもしれません。
今回はそんなしんどくなりがちなエンパスさんが苦しさを解消するあれこれを実際にエンパス体質を持つ人が心がけていることを翻訳する内容になります。
敏感体質をもつすべての人の参考になればうれしいです。
- エンパス気質のある人
- 周りの空気を読みすぎる人
- エンパス体質のつらさを解消していきたい人
エンパス(empath)とは?
エンパスとは、外側からの刺激に敏感な人、共感力がとても高い人のことです。
ここでいう、共感力とは、相手の感情だけでなく、思考、身体の感覚、無意識の目に見えないエネルギーがわかる力です。つまり、共感性、感受性、敏感な気質の3つがとても高い人をエンパスとスピリチュアルな世界では呼びます。
心理学だとHSPと呼ぶよ!
エンパスはしんどい?エンパスの苦しさあるある
エンパスがしんどさや苦しさを感じる大きな理由の1つとしては、その境界線が薄いためです。
エンパスの境界線の薄さ
境界線とは、人やモノ、状況を隔てる物理的かつ心理的なボーダーラインのことです。
つまり、ここからここまで自分に責任があって、ここから先はあなたの問題ですよ。ってやつです。
人間関係や物事、状況においてフェアな関係性が結びにくくなりやすいのがエンパスの最大にしてもっとも大きなしんどさの1つだと個人的には思います。
エンパスのしんどさあるある
ボーダーラインが必要以上に薄くなってしまうと以下のようなことが起きます。
- ひどい扱いを受けてもNOサインが出せない
- 自分の時間をついつい誰かのために使う
- 本当はNOと言いたいのにYesという(断れない)
- 反対意見があるのに、それでいいやと流される
- 自分のために時間を使うことに罪悪感を覚える
- 他人に「当たり前」を押し付けられている気がする
- 不快感を感じているのに、触れることを許可している
- ギブ&テイクのギブし過ぎ。(都合のいいひと扱い)
- 自分の労力を使い、他人の犠牲になっている
- (どうにもならないことを)コントロールされすぎ、あるいはしすぎる
- 常に自分のことを犠牲者だと思う
- 「いい人」になることで相手からの尊敬を獲得しなければいけないと感じる
- 他人に自分の人生について詳細を共有しすぎる
- 他人が幸せでないことに、自分が罪悪感を追う(自分の責任ではないのに)
- 他人の望む人でありたいと切望する(誰かになろうとしすぎる)
- 支配的な人(コントロールする人)をひきつけちゃう
- 他人がどう思うかいつも不安・怖い
- 自分のニーズを自分で満たせない、あるいはわからない
こんな状態はエンパスではなくともめっちゃしんどいとは思いますが、エンパスはこれらのビリーフや感覚を自ら意識的に選ぶというよりは、無意識でこうなりやすいところにめちゃくちゃ苦しさがあるのでは?と予測しています。
全エンパスが1つは体験しているよね!たぶん。
エンパスのしんどい&苦しいを解消する方法
ここからは主に共感力がネガティブな方向で発揮されすぎた場合、それを解消する方法をいくつかご紹介していきます。
- セルフコンパッション
- セルフケア
- 誰もが自分のフィルターを通して生きている
- 完璧主義をやめる
- 自尊心を高める
- 他人の意見は他人の意見
- 勇気をもつ
- 正しさは人それぞれ
- ネガティブは返ってくる
- 気にかけている
必要なところはメモしてみて!
①セルフコンパッション
子供の頃、怪我をしたとき、母が「乗り越えろ」と言っていたのを覚えています。
私はそれが全くの逆効果で、役に立たず、実際には自分自身を傷つける結果になったことを覚えています。
エンパス体質をもつ子供たちにセルフコンパッションのテクニックを教えることはとても役に立つことだと考えます。
セルフコンパッションを持って育てられたエンパスたちはどうなるか想像できますか?それは、開発した最高のテクニックの 1 つです。今私をつねに助けてくれます。そして、常に研ぎ澄ますことができるツールです。
セルフコンパッションとは、簡単に言ってしまえば、ありのままの自分を慈しみ、他者を思いやるように、自分自身のことを大切に思うことを意味する言葉です。
何か困難があったとき、それは神の与えた試練だ!忍耐がない!そんな辛いうちに入らない!と厳しい声をするのが一般的ですが、これをエンパスさんがしてしまうと、自分を内側からも外側からも責める負のループに入ってしまうということです。
だから、つらさを乗り越えるんじゃなくて、つらい自分も大切にするという方向転換の方がエンパスには向いています。
焦点を変えるってやつだね!
②セルフケア
私は他人の批判(ネガティブな感情など)に打ちのめされないように自分をケアします。休息を大切にし、健康が整うと、それらを取り除くのがはるかに簡単になります。
批判された(ネガティブなものを引き受けてしまった)と感じたら、すぐに私を支持してくれる人のリストを作り、批判したり不親切なことを言ったりする人とは違う考え方をするようにしています。
他人は変えることはできないけど自分は変えられる!これは全エンパスさんのモットーにしていただきたいです。セルフケアの方向性としては、自分のためだけに時間とエネルギーを使うことです。
温泉や好きな音楽を聴くもよし、素直になれると知人友人と一緒に過ごすのもよしですね。
ぼくは、お寿司を食べます。
③誰もが自分のフィルターを通して生きている
最近よく頭に浮かぶことがあります。他人や周りの人たちが私に対して言うことは、実際には私についてではなく、その相手がどう世界をみているかだと。他人が私に対して言ったことをすべて真実として受け止めていたのでこの気付きは本当に役立ちました。人はすべての傷や経験のレンズを通して私をみているのだと思うと、少し痛みが和らぎます。
意図的に傷つける人もいるかもしれません。世の中は広いので。でも、ネガティブな気持ちや考えをもしぶつけられたとき、それは相手が相手自身について思っていることだとしたらどうでしょう?
人間の心理というのは不思議なもので、自分と向き合うのを逃避して、誰かに無意識に投げかけることがあるのですね。
他人は自分の。自分は他人の写し鏡ってやつですな。
④完璧主義をやめる
批判を避けたい(ネガティブなものを受け取りたくない)という願望が完璧主義を引き起こす、また助長したものです。 何がありのままの自分なのか、何が恐怖や回避に駆り立てられた完璧主義なのかを理解しようと懸命に取り組んでいます。
エンパスさんは不安や心配、攻撃性や批判、そして悲しみや苦しみなどを引き受けたくない!ネガティブなものはなるべく排除したい!という気持ちを強く抱きます。
それがさらにネガティブなものを引き寄せるってやつです。なぜなら、深層心理では、「ネガティブな自分である」ことに許可を出すこととイコールになってしまうからです。
心はいろんな動きをするのだよ
⑤自尊心を高める
私は若い頃、周りの批判にずっとしがみついていましたが、それはひどく自分を傷つける結果になりました。自分自身に向き合い、自尊心を高めることは、癒しに不可欠でした。私は自分のすることすべてに批判的な上司と一緒に働いていたので、毎日仕事に行くのが怖かったです。ある日、私はセラピーを始めようと決心し、すぐに大学院に出願するのに十分なエネルギーを蓄えました。学校に戻ることは、自分への投資でした。
エンパスと自尊心は切っても切れない縁で結ばれているような気がしています。
なぜなら多くのエンパスが、周りのニーズを満たすために絶えず動き回るので、自分のニーズを満たすことを忘れ、それは無価値観に繋がるからです。他人や周りに価値があるとしたら、自分に価値があると思ってはいけないと感じるのはなぜですか?
犬でさえ自尊心もつのよ。
⑥他人の意見は他人の意見
エンパスであることは本当に大きな気づきがありますし、まだ私は自分自身と向き合っています。どこかで読んだり、誰かが「他人があなたをどう思うかはあなたには関係ない」と言っているのを聞いたりしたことがあります。
これも全エンパスさんのモットーにしていただきたいことの1つです。
他人への気遣いは不要だとか、空気を読むのをやめろって言っているわけではないんですよ。それをやるのはもう体質だけど、自分のそれと他人のそれとを識別する力も同時に育むといいのです。
一番簡単な方法は、「それって本当に私が思っていること?」と自分で自分に聞いてみるといいのです。これがわからなくなっている状態はけっこう自分を見失っている可能性があるので、周りのサポートを得てみましょう。
⑦勇気をもつ
批判する人(ネガティブをまき散らす人)は、自分が批判していることにどれだけの労力を費やしているかを知らないか、不満を自分自身にぶつけていることが多いことを覚えておくとよいでしょう。多くの人にとって、批判する方が「快適」なんです。
他人の攻撃的なエネルギーや気持ち、感情はその人がそれに対しての対価を受け取ればいいのですよ。
エンパスはついつい自分に悪いところがないか、ダメなところがあるんじゃないかと批判モードになりがちですが、それをやめるという決意が勇気です。
勇気はめちゃくちゃ大事よね!
⑧正しさは人それぞれ
人生にいろいろなことがありましたが、周りのネガティブなエネルギーは深い刺し傷と心にナイフを刺される感覚に似ています。今でも深い痛みを感じる瞬間がありますが、過去のように「私を連れ出す」ことはありません。「彼らの言ったことは本当に真実なのだろうか?」とよく自問します。それは呼吸とともに、自分自身に戻るのを助けます。
人間なのでいろいろな気持ち、考え、エネルギーがあってしかるべきですが、エンパスはネガティブな気持ちや考え、エネルギーに関しては、それは自分の何かが欠如しているのでは?とついつい自分のダメなところに焦点があいやすくなります。
正しさというのは漫画ワンピースでも言われるように変わるんですよ。そしてその真実というのは自分にとってはどうか?と考える方がお得なのです。
⑨ネガティブは返ってくる
誰もがありのままの自分を受け入れて尊重してもらいたいと思っており、他人のネガティブな判断には耐えられないものです。自分の考え方と自己受容・自信次第で、自分自身を劣っていると思い込むこともあります。私はいつも、『傷つける人は傷つけられる』という単純な真実を思い出すようにしています。
仮にあなたが周りのネガティブさに晒されていたとしても、あなたが発していないものだとしたら、それは発した人が収穫するべき種ということです。
だからこそ、相手のネガティブさからの影響に対して強く防御姿勢を構築することよりも、自分の気持ちや自分の考え、そして自分のエネルギーに気を付けることの方がよっぽど大事なのですよ。
⑩気にかけている
以前、私が行ったプレゼンテーションについて本当に意地悪で思慮のないコメントがありました。そのコメントは私が尊敬している人からのものでした。ですが、私のプレゼンの失敗ではなく、その人が抱えている問題としてそれを再定義してみると楽になりました。とてもパワーをもらえる感覚です。
③とこれは似ていますね。
あなたがエンパス体質をもっていて、仮に攻撃や批判対象になった場合、それはあなたにだめなところがあるという事実も少なからずあるのかもしれませんが、それでも攻撃や批判をしてくるということはあなたを気にかけているということですよ。
っていうやつなんですけど、これはさすがにポジティブ思考過ぎんかと個人的には思っています。
エンパスのしんどい対策(セルフワーク)
原文は、HSPが批判にされされたときに役に立つことをシェアしたコメントをまとめたような記事でしたが、これってエンパスのしんどさ対策になるんじゃない?って思ったので今回は記事にしてみました。
エンパスのしんどさ&苦しさ対策としては以下のようなステップを歩むのがいいのでは?と個人的には思っています。
自分の感情、気持ち、思考、エネルギーと他人のそれらを識別します。つまり、境界線を定めるってことです。一番簡単なやり方は「それらは私の真実ですか?」と自問自答してみることです。
自分の境界線の内側にあることはすべて自分の自由意志に基づいて決められます。どうしたいか自分で選びましょう。例えば怒りという気持ちがあれば、それを持っていたいのか手放したいのかを決めます。
自尊心は英語でself-esteemと言いますが、要するに自分を大切にするという意志のことです。いろいろな方法がありますが、自分をベストフレンドとして扱うがわりとポピュラーです。本当に大事な友達に同じことをするかどうか自分に尋ねてみましょう。
共感というのは、誰しももっている特性の1つです。本来の自分が焦点あてたい感情、気持ち、思考、エネルギーを能動的に選びそこにスポットライトをあてながら日々を過ごすことをおすすめします。
エンパスの苦しさは本当に多岐にわたるのですが、殊周りや他人からの影響を受け取りすぎる。が問題になっているときには上のような方法で自分の軸と焦点を変更していくのがぼくはおすすめです。
これで解決しなかったら友人、知人、専門家とか医療に助けを求めるのもありです!
読んでくださってありがとうございます。
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