今回のテーマは「心の重荷」だよ!
時には生活に支障をきたすくらいの重荷もあるよ
あなたの人生において、なんとなくでも日常的に「心が重い」と感じることはありますか?
同じような失敗を何度も繰り返してしまうことはありますか?
同じタイプのネガティブなパートナーを繰り返し何度も引き寄せたりしていませんか?
それらはすべて「心の重荷」が関係している可能性があります。もし1 つまたは複数にわたって上記のような問題を抱えている場合、負のループに陥っているのでなるべく早く荷降ろしする必要があります。
しかし、「心の重荷」と言っても、旅行の荷物と同じように人それぞれ中身が違います。そしてその影響も異なるため、様々なタイプについて知る必要があります。
あなたやあなたの愛する人が最高の人生を送る上で、それを妨げているものがあると思われる場合は、ぜひこの記事を読み進めてみてください。
- 日常的に「心の重荷」を感じる人
- 悪い連鎖を断ち切りたい人
- 最高の人生を送りたい人
心の重荷とは?その意味
心の重荷とは、過去に生まれた感情的なストレスや重圧を表す比喩表現のことを指します。そして、それは今でも負のエネルギーとして抱えたままでいるということを意味します。
私たちは行動を選択し、決断をしながら生きていく生き物ですが、その人生の選択に影響を与えているのが未解決の精神的閉塞とも言える心の重荷です。
とある研究によると、心の重荷は、より良い人生の選択を妨げる可能性があると言われています。
たとえば、はじめての恋愛において、もしネグレクトや虐待を受けた場合、それはあなたを深く傷つけることになります。
そして、それは過度に防御的な性格を形成する可能性につながります。その結果、あらゆる関係に危険を感じることになり、素敵な人が言い寄って来たとしてもそれを追い払ってしまう未来もあるかもしれません。
要するにこれは、初恋とかでDV的な体験をした場合、パートナーは傷つける存在だ!とか、傷つかなければ愛されていることにはならない。とか、愛は痛みがある。とか、関係が近くなればなるなるほど痛みを伴うとかっていう信念体系・思い込みをつくるんですよね。
心の重荷は時に人生を大きく変えてしまうこともあります
降ろせるものなら降ろしたいよね
心の重荷を降ろす方法!7つのタイプ別に紹介
さまざまな種類がある心の重荷ですが、7つに大別することができます。
1つ1つの特徴を見て、自分に当てはまる人生経験や状態があるかどうかをチェックしてみてください。そして、その心の重荷を降ろす方法について学んでいきましょう。
①自己否定の精神
威圧的な親、特に批判や軽蔑的な発言を続けている親と一緒に成長すると、私たちは自分の可能性を信じることが難しくなると言われています。
褒められずに育つことで、自己肯定感が低くなり、私たちは自分自身に最も厳しい評価を下す人間になってしまいます。それは心の重荷となり、成長してからも続いていくことになるのです。
この有毒なパターンを解決し、他の誰かに感銘を与えるためではなく、健全なセルフイメージを持ち、自分にとって常に理想的な(自分の思い描いたとおりの)決定を下すことができるようになる必要があります。
多くの親たちが、学業やスポーツに専念するようにと私たちに圧力をかけてきましたが、それは子どもに傷を付けてしまうレベルで行なってはいけません。今がどんな状況であっても、決して次世代にはこのサイクルを引き継がないようにしていくべきです。
子どもは4歳になるまでしかる必要がないかも!なんて話もあるよね。
②心理的なトラウマによる傷
心的外傷後ストレス障害 (PTSD) などによる心理的トラウマは、根深く長期にわたる行動や感情への影響を残す可能性があります。心の重荷の中でも特に重たいものです。
トラウマは私たちの感情の調節に深刻な影響を与え、ちょっとしたきっかけで恐ろしい出来事を思い出すようになります。
それは身体的、認知的、または感情的な症状を通じてトラウマ反応(フラッシュバック、感情的爆発、悪夢など)として発現します。
この心理的なトラウマに対処するためには、医学的介入と治療を求めることが理想的です。忘れられない経験が私たちの生活を支配しないように、専門家の人々は動いてくれます。どうか一人で抱え込み過ぎずに、周りを頼ってください。
③深い悲しみ
友人や家族を亡くすことは、人生で最も困難な経験の 1 つとなります。強い悲しみに暮れてしまうことは当然のことです。
しかし、心をケアする環境が欠如し、その喪失を落ち着かせる期間を設けることを自分自身に許可しなかったり、何らかの形で悲しみを解決できなかったりすると、私たちは人生を前に進めていくのが難しくなります。
ゆえに、お別れした人の愛(喪失感を持ち続けること)がウェルビーイングを虐げることのないよう、時間をかけて感情を整理していくことが大切です。
同じように悲しんでいる人もいるはずです。それぞれの抱いている悲しみの大きさ小ささを比べることなく、握った手を緩めましょう。人生を前に進めたいと思うなら友人や家族にサポートを求めることも大事な対処方法の1つです。
④強い恨み
自分のせいではないのに不当な扱いを受けることがあります。それに対して、憤りや怒りを感じるのは当然のことです。この怒りは、親、教師、コーチ、社会、コミュニティ、文化的慣行など、特定の存在に向けられる可能性があります。
これは誰もが経験することではあります。しかし、その恨みが大きくなってしまい、心に影響を与え続けるようなレベルになってしまうと、本来なら怒りを覚えないはずの相手にもその未解決の感情を投影してしまうことがあります。
したがって、怒りがどこから生じているのかを特定し、恨みを解消するためのヘルシーな対策を講じる必要があります。
その重荷の原因となっている責任者に向き合い、その存在が私たちをどのように傷つけたかを平和的に理解させることも対処方法の1つです。
全く話にならない相手だった場合は、恨みごと放り捨ててしまおう
相手に対して「かわいそうな人だな」と心の底から思うと、スムーズに切り替えられるかも
⑤恐怖
私たちは、危険を察知したときに恐怖感情が引き起こされます。その脅威や攻撃に対して、恐れが本能的に身体のリアクションとしてかまえるのです。いわゆる防衛本能ってやつです。
しかし、あまりにも恐怖を感じすぎるのも問題です。恐怖の感情それ自体が、危険や脅威の可能性を上回るほどのものになってしまえば、それは精神障害の一種となってしまいます。
これを治療せずに放置すると恐怖症を引き起こし、通常の生活を妨げる衰弱状態を生み出してしまいます。
恐れと向き合うのは簡単なことではありません。ただ、もし恐れを体系的に理解し、友人や家族など愛する人、また専門家からのサポートを受けることができれば、生産的な人生を歩めます。(恐れを良い感じにコントロールできるってことだよ。)
統率のとれたかつ、安全な環境下でこそ恐れへの対処がベストにできるのです。
⑥罪悪感や後悔
罪悪感や後悔、恥などは、静かに私たちの心を蝕んでいきます。
たとえば、亡くなる直前で両親と喧嘩したり、パートナー以外の誰かと男女関係でいる最中、大切な友人と喧嘩の仲直りができていない最中、そこで永遠の別れを迎えてしまった場合、罪悪感が内側からむしばむ可能性があります。
こういった罪悪感は、心の重荷として大きくのしかかり、一切の男女関係を築けなくなったり、誰かと腹を割って話せなくなったり、自分の意見を素直に伝えることができなくなったり、セルフイメージに大きな支障をきたします。
罪悪感は、その人が自分の過ちを認め、変化を望んでいることを示しています。しかし、解決しそうにない罪悪感は、健全な未来への可能性を信じることができなくなります。
誰しもが過ちを犯します。自分自身に思いやりを持つことを忘れてはいけません。どこで間違ったのかを理解し次はより良い自分であれるように、たくさんの反省や決意を固め、罪悪感に負けずに、もう一度やり直してください。
⑦失敗への執着
失恋の最も一般的な副作用は、疑心暗鬼、被害妄想、自尊心の欠如などの心の重荷です。それと同じく、学校で良い成績を取れなかったり、仕事が上手くいかなかったり、そんな時も「自分は十分ではない。」「運が悪いんだ。」などネガティブなことを考えてしまいます。そのどちらもが、自分自身の可能性を制限する偽りの思い込みです。
成功が保証されることはありませんが、失敗が必ずしも現実になるとも限りません。
私たちは失敗に執着して、自分らしさを失ってしまうことがあります。しかし、私たちは自分自身や運気を責めるのではなく、人生について客観的になり、力を取り戻していく必要があります。
失敗から教訓をしっかりと学び、失敗と挑戦を積み重ねていくことに意識を向ければ、人生はまた良い方向へと進んでいくはずです。
- 自己否定の精神
- 心理的なトラウマによる傷
- 深い悲しみ
- 強い恨み
- 恐怖
- 罪悪感や後悔
- 失敗への執着
心の重荷を持っているかどうか見分ける方法は?
ここまで7つのタイプについてお話してきました。当てはまる内容はありましたか?
簡単に降ろすこともできない心の重荷ですが、少しでも誰かの参考になれば幸いです。
なお、心の重荷に対する一般的な兆候として、以下のものが挙げられています。参考にしてみてください。
- 情緒不安定
- 頻繁な転職
- 恋愛が怖い・人間関係の構築が怖い
- 被害妄想をしてしまう
- 不安感
- 常に不満を感じている
心の重荷を降ろして人生を好転させよう
心の重荷を特定したら、放置せずに対処することが大切です。私たちが高く飛ぶことを妨げている不要な荷物を降ろすことで、より人生は好転していくでしょう。
もし、あなた、もしくはあなたのパートナーや家族が、心の重荷を1つでも持っているようであれば、それを降ろす方法を一緒に考えて、サポートし合いましょう。一人で抱え込まないようにすることが大切です。
心の重荷を降ろすことは簡単ではないからこそ、周りを頼るべきなのです