ネガティブ思考の改善!
ついついやっちまうよ!
スピリチュアルな世界では思考は現実化すると考えられています。
自分はあの人と比べて努力が足りない、幸せではない、不十分であるなどなどそんなネガティブな思考パターンが潜在意識にあるとその「幸せでない」状態を具現化するというイメージです。
「そんなのわかっちゃあいるんだよ!」と言いつつ、ついついこういったネガティブ思考を抱えてしまう人が多いのではないでしょうか?というかネガティブな思考パターンを持っていない人なんていないと僕は思っています。
ネガティブ思考は悪くて排除すべきものではなく、ぼくらが素敵な自分に気が付くきっかけとなると僕は信じています。なのでこの記事では、そんなモヤモヤしたネガティブ思考を改善するスピリチュアルな方法をご紹介していきます。
ついつい、ネガティブな自分や周りに引っ張られてしまう人の参考になればうれしいです。
- ネガティブ思考をもっている人
- ネガティブ思考を改善する方法を知りたい人
- ネガティブ思考で気付きを得たい人
ネガティブ思考とは?
まずはネガティブ思考を定義してみようと思います。
ネガティブ思考の例
ネガティブ思考と辞書で調べると以下のような意味が出てきます。
何かにつけて、悪い方向に考えが向くこと。 物事を否定的にとらえる考え方。
スピリチュアルな文脈で訳するなら、「本来の自分とはズレた思考」ということです。
そして、このネガティブ思考は専門家によっていろいろな見解があるのはもちろんですが、8種類あるといわれています。
- 怒り
- 恐れ
- 後悔
- 不安
- 悲しみ・苦しみ
- 失望
- 羞恥心
- 罪悪感
(ちなみに、ポジティブ思考は、「喜び」、「感謝」、「やすらぎ」、「興味」、「希望」、「誇り」、「愉快」、「鼓舞」、「畏敬」、「愛」です。)
字面をみただけで嫌気が差すと思うけどこういった思考や感情をなぜ抱くのかな?
ネガティブ思考になる心理的な原因
ネガティブ思考めっちゃ嫌だわと思ってても、それでもネガティブ思考を持つ原因は一言でいうならそこにメリットがあるからです。
①サバイバル本能
これは、恐れがわかりやすいと思います。
例えば事故が怖いという否定的な思考を持っているのは、事故=危険なものとみなして、逃走、逃避反応として危機回避につながります。
サバイブするためにはめちゃくちゃ有効になるときもあるんですよ。
②実は問題解決したい
例えば試練を乗り越えれば成長するみたいな思考があると思います。
試練というのは上記に挙げたネガティブ思考の苦しみに分類されますが、「試練を通じて」成長する!という自己実現に役立っているんですよね。
つまり、ネガティブ思考はモチベーションになったり、問題解決をしてくれるときもあります。
もっとわかりやすい例を出すと、何か挑戦的な新しいことを始めようとするときに期待(ポジティブ)と失望(ネガティブ)な声があるときがあります。
このネガティブな役目は失敗したときのリスクをとらず安心安全の環境をつくってくれるのに役立つ。そんなイメージです。
③エゴティズム
エゴティズムとは、自分のことを過度にまた自慢げに話したりすることを言います。
要するに自分を大きく見せたい心理です。自分を大きく見せる考え方はネガティブ思考じゃないじゃない。という意見がありますが、これ深層心理では何が起きているかというと、弱い自分や不安な自分を隠すためのものなので、
実際は自分はダメなんだみたいな思考パターンが隠されていることがあります。
例えば、僕は月に100万稼いでいるから君より立派に社会貢献しているぞ!立派な人間なんだぞみたいな声があるとします。
本来なら別に誰かと比較する必要はなく素直に自分をほめればいいのに、そうすることによって、相手を見下し自分を高く見せて自分を保とう(実は弱い自分を隠そう)とする心理が働いています。
めちゃくちゃ偏見だけど成金が派手な格好をするのはそれよね。
- 生存本能
- 問題を解決したい
- エゴティズム
断ち切るべきネガティブ思考と思い込み12選
そんなこんなでネガティブ思考は何らかの形で役に立つのですが、本来ならノーガードでポジティブな思考のみを構築していってもなんも問題はないです。
ここでは代表的な12のネガティブ思考をピックアップしてみます。ついついみんなやってないかチェックしてみましょう。
- 十分ではない
- 愛と幸せにふさわしくない
- 知性や能力がない
- 成功や達成に値しない
- 魅力的ではない
- 尊敬や賞賛に値しない
- 私は弱い、困難に対処することは不可能である
- 私は失敗している
- 良い決断ができない
- 自分は許されるべきではない
- 愛することも愛されることもできない
- 自分を大切にしていはいけない
①「十分ではない」
この思考は自尊心の低下、自分の正当性に気が付けなくさせる信念(思い込み)をつくる可能性があります。
そして、その結果、新しいことに挑戦したり、目標を追求することを躊躇したり、自分と他人とを不必要に比較したりすることになるでしょう。
多くの人が「十分ではない」という思い込みを抱えています。そしてそのほとんどが、幼少期や子供時代にさかのぼる「キズ」からできているでしょう。
このキズは自ら好んで選択する場合もありますが、親、教師、または親族などからこの種の不足感を植え付けられることもあります。
めっちゃ否定的な環境とかではなくとも、些細なことで子どもは不十分さを学ぶのです。
②「愛と幸せにふさわしくない」
このふさわしくないは、孤独感と無価値感につながり、人生で愛と幸福を求めること、そしてそれらを受け入れることを邪魔するでしょう。
これは家族や人間関係、あるいは恋愛関係やパートナーシップにおいて様々な問題をつくるでしょう。
そしてもっとも問題になることの1つは、自分が幸せや愛を受けるに値しないと感じるとき、そこに至らない自分には何かダメな理由があるに違いないという思考を育むことです。
③「知性や能力がない」
これは、①と同様に不足感や目標や夢を追求することをあきらめてしまう自分を創り出す可能性があります。
自分に知性や能力がないと感じることは、新たな道への挑戦、自己効力感(目標を達成するための能力を自らが持っていると認識する能力)の低下、目標を達成できると信じていないことに繋がります。
このネガティブ思考の多くは、愚かで、無能であるという思い込みに根付いて、肯定的なフィードバックが不足していたあるいは周りから認められたり応援されていた経験が不足していたことが原因になることが多いです。
④「成功や達成に値しない」
このネガティブ思考は絶望感につながり、無意識のうちに成功しない道を選んでしまう傾向のあなたをつくります。
何かを成し遂げる価値がないと自分に言い聞かせ続けると、この思考や思い込みを確認するために自己破壊を始めるでしょう。。
また、自分は目標を達成する資格や価値がなく、どんなに努力しても、何の成果も得られないと感じさせるイベントが発生することもあります。
あと一歩で良い感じの結果を得られそうなのに、横やりが入ったり自分で邪魔をしたりしてしまう人、たぶんいるのでは?
⑤「魅力的ではない」
不安感につながり、自分や人間関係に自信を持てなくなる現実をつくるネガティブ思考の1つです。
「魅力的ではない」と心から信じていると、すぐに自分への信頼に反映され、魅力的な人ではなくなります。反対に、自分が魅力的であると信じている場合は、これを好転させ、自分を素直に信頼することができるようになり、結果、
魅力的な自分そして周りの人がもっている魅力にもよく気が付けるのです。
⑥「尊敬や賞賛に値しない」
劣等感情につながり、他人からの尊敬と賞賛を素直に受け止めることをさせない思考です。
このネガティブな思い込みで問題になることの1つは、他の人から尊敬されない現実をつくることです。
なぜなら人間というのは自分をリスペクトしている人を尊重する傾向があるからです。この思い込みは、価値がなく、役に立たず、無能であるという感情感覚に根ざしています。
他人は鏡ってやつだよね!
⑦「私は弱い、困難に対処することは不可能である」
もろく弱い自分につながる可能性があり、人生の課題に直面して克服することが難しくなるネガティブ思考の1つでしょう。
課題解決をするのに十分な力や能力がないと感じると、自尊心が非常に損なわれ、自信が大幅に低下します。そうなると他人を信頼するのも他人から信頼されるのも難しくなるかもしれません。
課題に対処できると自分を信頼することは、人生で最も重要なことの 1 つでもあります。なぜなら、困難な状況にどのように対処するか、そして前進し続けるかどうかを能動的に決定するからです。
⑧「私は失敗している」
失敗しているというネガティブ思考は、、実際に人生において失敗だ。という現実を創り出す可能性がとても高くなります。
たとえば、自分は仕事で失敗し、上司にクビにされるだろうという思い込みや思考パターンをもつと、実際に上司にクビにされるような出来事を自ら引き起こすことがでてきます。
失敗しているという思い込みや思考パターンのほとんどは「恐れ」からきます。あなたが恐れているものはなんですか?
⑨「良い決断ができない」
これは深い不安感につながり、自分の判断を信頼できなくなる思い込みの1つです。
適切な決断能力が欠如しているという思い込みは、自分が行うすべてを誰かに承認してもらうことに依存する現実を生み出すでしょう。(過剰な承認欲求など)
こちらも恐れがベースになっている可能性が高いです。
この信念は、自意識過剰にうつるだけでなく、あなたが下す決断はあなた本来の想いではなく、友人、家族、またはパートナーがあなたに望んでいるものだけであることがほとんどになるでしょう。
決断を放棄することは人生を放棄することにもつながって、良い悪いは別にしてめちゃつまらんと思うよ。
⑩「自分は許されるべきではない」
これは罪悪感や恥の感情につながり、他人に許しを求めて自分や他人を受け入れることが難しくなります。
許すとは、あなたがどんなに悪いことをしたとしても、それが大丈夫だったことを意味するのではなく、あなたが人間であり、間違いを犯す可能性があるという事実を周りが認めるということです、
人生で犯した間違いから先に進むためには、自分を許すことがとても大切です。
周りがすでにあなたを許しているとしても、あなた自身が同じ分の思いやりを自分自身に与えない限り、これを手放すことはできません。
罪悪感と許しは恐れや不安、怒りや後悔など色んなテーマが隠されているよ。
⑪「愛することも愛されることもできない」
こちらは孤独感につながる可能性があり、人生で愛を求め与え受け入れることを難しくさせます。
子供の頃に愛されたことがなかったため、愛することを恐れていますか?子供の頃に怪我をしたため、傷つくことを恐れていますか?過去の傷や人生で過ちを犯したため、自分を愛することを恐れていますか?
いずれにせよ、(自分も周りも)愛することができないということは、無能で愛されていないと感じさせ、信頼することを難しくするだけです。
⑫「自分を大切にしていはいけない。自分のために時間を使ってはいけない」
自分を無視することにつながる可能性があり、自分のニーズと幸福を満たすのを難しくさせるネガティブ思考です。
自分を大事にする価値がないと思っていると、常に自動操縦状態になっている人生になるかもしれません。人生を楽しんだり、その瞬間に集中したりすることなく、生きていくためにすべきことをしているのです。
(work for life or work for rice、ライスワークとライフワークってやつです。)
ネガティブ思考を改善する方法
ここからはいくつかネガティブ思考を改善する方法を提案してみます。
①セルフラブを実践しよう
セルフラブとは自分をまるっと愛して受け入れることです。
それができないんだよ!
って突っ込まれると思うので、いくつかセルフラブを実践していく方法を紹介します。
- 事実と思い込みを識別する
- 自分で自分のベストフレンドになる
- 起こるすべてまるっと愛する意志をもつ
- 自分のために声をあげる→自分で自分のサポーターになる
自分を愛しても愛しすぎることはないってぼくらは教わることはほとんどないため自分を愛するという初歩的なことを忘れがちなんですが、これはネガティブ思考や思い込みを変えるのにめちゃくちゃ重要です。
②ネガティブ思考で学んだことを知る
ぼくの体験の話すと、自分が素直になることあるいは自分を表現することへの恐怖心がありました。理由や経験は幼少期の体験だったり、前世だったりしたんですが。
この恐怖心、あるいは自分を抑え、空気を読むことによってよかったこともたくさんありました。
例えば、空気を読むことで、相手や周りに親切にできた。同じ境遇の人を理解することができた(共感力が養えた)。少なくとも自分の内側の世界は安全だと知れた。(安心安全)
などなどです。
こんなネガティブ思考にはメリットがあるんだからそりゃあその思い込み手放したくなくなる自分がいるのもめっちゃわかりますよね。
この学びやネガティブ思考のいい点を知るためには、以下のような質問を自分にすると良いと思います。
- ネガティブ思考を持つことでよかったことはありますか?
- 私は何を学んでいますか?
- 私は何を得ていますか?
- 私はどんな影響を与えていますか?
こんな質問を自分に投げかけることで、自分がなぜその思考や心理をもつのかがわかるかもしれません。
③ネガティブ思考を浄化する(思い込みを手放す)
これはネガティブ思考を自分で手放すめちゃくちゃ基本的なビリーフワークです。
自分にはこんな思考があるなとか、こういう感情が本当は嫌だけど湧いてくるなとかを探りましょう
その思考や感情で学べたこと、それがあったからこそ良かったぞと思えることを探りましょう。
ネガティブな思考をやめるかやめないかは(自由意志があるので)あなただけが選択できることです。
ステップ3と4は同時に行ってもいいですよね。
新しい感情や思考パターン、自分にあった思考パターン感情に置き換えましょう
置き換えたらその感情や思考パターンを自然と使っている自分に気が付きましょう。無理にちからを入れる必要はありません。ネガティブな過去の思考パターンが出たらキャンセルです!
自分でやる場合は、原因や理由を知る→そこから得たものを探る→学びを終わらせる→新しい自分を使うの4ステップくらいがめちゃくちゃポピュラーです。
もし自分でうまくできない場合は、専門家にサポートを受けながらしてもらうのもめちゃくちゃ良いと思います。
ネガティブな思考は大切よ!
今回ピックアップした12のネガティブ思考は本当に誰しもが持っているものだと思います。特に自分をほめたり認めたりすることは謙虚さを損なうという美徳を日本人なら多くの人が教わっていることでしょう。
でも自分を必要以上に大きく見せたり、必要以上に小さいく見せたりしなくても、ぼくらは素直に自分をほめてもいいんですよ。むしろ素直に自分を信頼したり認めたりすることはスピリチュアルじゃなくても、
メンタルヘルスやウェルビーイングのために必須だとまめたろうは思っています。
自分を大事にすると周りもめちゃくちゃ大事にできるからです。とはいえ、ぼくらのネガティブ思考は絶対悪でも必要悪でもなく、なんらかのメリットをもたらしてくれるめちゃくちゃいいやつですよ。
だからそいつらがやってくれたことサポートしてくれたことには感謝つつ、もう不要ならぜひ手放す方向にエネルギーや時間を使っていきましょう。
無理にポジティブになる必要はないよ!
どんなあなたもかけがえなく価値があるのですよ。